イーアクセスなどの新規事業者を、サービスやらコンテンツの立場からの

発想で考えてモバイルゲートウェイの変革をしてくれる一プレイヤーだ、

みたいに考える手法は極めて一方的な考え方。

今日はどうしてもインフラやらキャリアに対してコンテンツ・サービスの角度から

いかにして取り組んでいくのかという考え方がどうしても強くなる。


確かにキャリアは官僚的だけれど別にキャリアは悪者ではない。

でもなぜかweb2.0的なことを騒ぐ人たちにとっては、いかに規制緩和させるか

とかいかに権利を勝ち取るかとかそういう発想がどうしても強くなってしまう。


新規事業者は従来の既存キャリアとは全く違うロジックで参入してくる新しい

タイプのプレイヤー(greenfield competitor)特にVoIPの世界で起こっている

ことなどを考えると、のんきにサービスの立場からサービスや

プラットフォームを考えているとある瞬間、世の中が大きく変わってしまっている

ことに気がついている、そんな時代がやってくる。

しかも既存キャリアもこうしたgreenfield competitorに適応し始める施策を

進めていて、従来の通信事業者からどんどん変わり始めている。

個々のコンテンツ連携というようなレベルでの提携を超えた深い

レベルでの取り組みが必須だ。それは結局のところ資本提携になる。

(サイバードはそれにしてもここ最近いい動き方ができている。)



ポータルとかプラットフォームを考えるなら、サービス的なアプローチも

しかり、インフラ的っぽいアプローチもしかり、双方ができなければうまくいかない。

こういうときらただのウェブプログラマー・ウェブプロデューサーだと、

任せられる仕事に限界がうまれてくる。つまりはモバイル4Gは勝者の戦略で

取り組まないと基本的には生きていけないのである。

ベンチャー的な視点で入り込む可能性はどんどん少なくなっている。


だから今からモバイル関連で起業するなら綿密な計画とか、

よほどの覚悟が必要だと思うのだ。

(タイミングとして今モバイルで起業する、ただ熱いからといってモバイルへ

ベンチャーが進出するのはいかがなものかと思う)



私はNILSではちゃんときけなかったのですが、camさんはいつぐらいから

本格的に資本構造いじってくるのかなあ、と思うと今から楽しみですね。